コンタレックスのレンズを楽しむ

友人の鈴木さんからお借りしたものを中心にコンタレックスのレンズの試写をしてみました。

場所は主に神戸の港湾ゾーンにあるハーパーランドです。写真をクリックすると大きくなります。

 

25mmレンズ

この25ミリレンズは画角が便利な上にコントラストも高くて良いレンズだと思いました。
 欲しいレンズですが、広角はライカやRFコンタックスの対称型のものがあるので悩むところです。

ハーバーランドを撮影する鈴木さん

このレンズの本来の持ち主です。鈴木さんはお子さんを撮影するのにこの画角がとても便利だとおっしゃってます。

 レタッチで手を抜いてますが画角の使い良さはご理解いただけると思います。

 

ハーバーランド高浜岸壁に横付けする御座船

 これってどこの船なんだろう。色合いがツアイスらしいのです。まず採用。

 

ハーパーランドのミニ遊園地にある大観覧車

 夜になるとイルミネーションが美しい観覧車です。微妙な光の具合が好きで採用。

35mmF2レンズ

世の中でよく知られているコンタレックスの35ミリはF4のレンズ。ハイコントラストでテンションの高い素晴らしいレンズ。

 F2はそれに対して自然な描写で柔らかい。この自然さは何ものにも代え難い個性と私には感じられました。

 イタメシ屋で撮らせてもらった鈴木さんのポートレート


 どきつい表現がなく、とても柔らかで自然。鈴木さんのお人柄がしのばれる一枚。私の腕でなくてあくまでレンズの力によるものですが.....

 

 ハーバーランドにうち捨てられるように置かれている神戸の市電

 いつも思うのですが、神戸市って電車の展示の仕方は誠に下手くそです。私はあまり関心がありませんが、全国の鉄道マニアに笑われそうに思います。
 関係者としてはちょっと気になる。

 

50mmF2レンズ

このレンズは私の手持ちのもの。55ミリF1.4も持っていますが、どちらも飽きない素晴らしい描写をします。F2の方はとりわけ近寄れるので接写も便利。

中華料理屋で考え込むトックリ家の支配者

 はっきり言って、こわいっス。まあ、しかしこんなに道楽しても許してくれるのでありがたい大蔵大臣兼大統領ではあります。

 

上の考えの結果注文したマーボー豆腐

 このマーボー豆腐はなかなかうまかった。薄暗い室内で手持ちだと焦点深度はきわめて浅くなる。ミニ三脚がいるなあ。

 


85mmF2レンズ

 このレンズが欲しいなあと思っているのです。中望遠のレンズが一つあるとコンタレックスでの表現も随分多彩になるかなあと思って。
 しかし、私は85ミリは意外に使わない焦点距離のようです。以前は中望遠専門だったのに.....年を取ると視点も変わるということでしょうか。以下はすべてうまくいかなくて久しぶりの85ミリに苦労した記録です。

ハーバーランドでアベックを撮る

 もっと濃厚なのもたくさんいたけど、コンタレックスで撮るのですからこの程度かな。ちょっとわざとらしい構図で失礼しました。

 

85ミリなら観覧車はこう撮ってみるか

 切り取りというのも面白いのですが、ちよっと25ミリとの比較にこだわってみました。右を少し切ったのはand so onという気持ちです。

 

とはいうものの切り取りもチャレンジ

 隣の遊具で切り取りもチャレンジしてみました。後ろがうるさいので、露出でコントラストつけて整理すると、けっこう中望遠の圧縮感が効いてきて、この焦点距離の値打ちも感じます。

 

ニシムラ珈琲でのつっちゃん

 開放で1/30というのでちょっとひるんでしまいました。ライカなら当然手ぶれなしですが、最近あまり使わない一眼レフに、中望遠というのはうまくいきませんでした。ピントずれも手ぶれもきてます。
 しかし、色合いや中間トーンの表現、ぼけも好みです。

 

北野の異人館 うろこの館

 風景写真での切り取りが私の主な中望遠の使い方になると思います。このレンズはこれにも使えそう。
 うろこの館に入るのに高い入場料払ったので、絵はがき写真もちゃんと撮らないととパチリと写した一枚です。

 

 正直言いまして、コンタレックスレンズで撮った写真のレタッチはとても難しく感じます。今、目に見えている写真の良さがなかなか出ません。とても焦ります。
 それほどコントラストと中間トーンとがどちらも損なわれずに写真に盛り込まれるのがさすがツアイスとフォクトレンダーの混血のレンズだと感心させられるところですが........

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