明石海峡大橋を見てきました

神戸舞子の旅


 私は初めてというわけではないのですが、家内と神戸の舞子に出かけて、明石海峡大橋を見てきました。知らないということは恐ろしいことですが、家内は「明石海峡大橋」だから明石に架かっていると思ったみたいです。実際は神戸の舞子というところに架かっているのですが。海峡の名前が「明石海峡」だから、橋の名前もそれになぞらえているわけです。結構これは知らない人が多いみたい(^_^;

 例によって小さい写真はクリックすると大きな写真を見ることが出来ます。
写真はすべてコンタレックス ディスタゴン25/2.8で撮影しました。

 JRの舞子駅で快速電車を降りると歩いて三分もたたないうちにこの光景が見れます。
大阪圏からはお手軽なデートスポットです。
よく見ると橋が淡路島側で水没しているように見えます。
 橋が開通する前にウオークラリーの企画があり随分多くの人に参加してもらいました。そのときに数時間つったっていましたのでこの橋はなじみが深いのです。この日は曇天で写真を撮るのには残念な日でした。
 橋の直下までエレベータで上がれる空中散歩。入場料が500円で一瞬「エッ」と思いましたが、よく考えれば京都の社寺の拝観料もそれくらいします。ここは東京タワーや大阪城の展望台と一緒。お手軽な眺望が楽しめて決して高くない。高所恐怖症にもガラス越しですから優しいです。これも含めて以降すべて眺望はガラス窓越し。写真は今ひとつですが、ツアイスのレンズが写りが悪いわけはありません。
 手前の管は水道管。水不足の淡路島まで本州から水を送ってます。

 ここで記念撮影。昔のウルトラ警備隊の基地の通路を思い出します。なかなか粋です。


 このように展望台もあるし、売店やレストランまであります。展望台の望遠鏡は人がいなければ無料で覗きほうだい。ついでに言えば近所のマンションも望遠鏡で覗き放題。明石側の人プライバシーは大丈夫?

 橋から東側を見る。中央の白い建物は舞子ビラ(旧有栖川宮の別邸跡)、真ん中が舞子タワー、右側が新たに作られた舞子の白砂の浜。
 橋から西側を見る。明石市街。少し残念なのは窓硝子ちゃんとふいておいて欲しい。たまたま汚れた後にいったせいかも。本当は明石港や天文科学館(日本標準時の時計台)が見える。
 素晴らしくなった舞子の白浜。夏には海水浴ができる。
それでも当初は隣のマンションが反対して大騒動に。テトラを入れてにいたのを砂を入れて昔の白砂の浜辺に戻しただけなのに。反対の人はその後に住んで「多くの人が来るのは反対」という論理。ゴミが増えたり、駐車する車が増えたりと困るのは理解できることもあるけど、やはりエゴもあるのではないかと私は思う。
 新しい神戸の憩いの地になった。

 

舞子の浜辺から明石海峡大橋を眺める。晴れていたらなあ。


 ここからお茶を飲みに舞子ビラへ。あの幕末の「宮さん、宮さん」と和宮の悲恋で知られる有栖川宮が病を患い明治天皇が心配してこの地に別荘を作った。ここで明治天皇がヨーロッパから購入したフィルムを使って有栖川宮の心を楽しませるためにを映画を上映。日本の活動写真の黎明期になった。日露戦争にはここに大本営が置かれたことも知られている。庭園の松の木は有名。
 実は昔この建物の建て替えを責任者として担当していた。27階建てで上層階にはガラス張りの展望風呂という計画だったが、工事入札の前日に阪神大震災があり、私たちが引いていた設計図はおじやんになった。そのあと、即席で作った図面が母胎になって今の建物ができている。何か複雑な想い。
 ここの最上階でイタリア料理かお茶でもどうぞ。喫茶室ならお茶だけはかえって高い。ケーキセットでもとを取ろう。

 瀬戸内海を見下ろす五色塚古墳。古墳としてはかなり壮大なもの。ほとんど人が通ることもなく静かなところだ。舞子ビラが10分ほど歩くが、観光地としては穴場かな。
 五色塚からも架橋が見える。もう少し晴れていれば更に素晴らしい光景が。



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