前回のオリンパスE−300の試写の反省を素に、京都で再度テストを行ってみました。
反省材料は
(1)カラーコントロールをSRGBとAdobeRGBの双方を設定してみたが、うっかり確認せずにAdobeRGB設定の画像を全部「縮小専用」で切り刻んで、前回のWEB試写報告ページに載せていた。これでは正しい色が出ない?のでは...
(2)露出補正をするときに、デジタルESP測光を中心にしていたが、説明書によればこれは効果があまりないようだ。中央重点測光で使用するようにしてみた。
(3)カメラマンの海野和男氏のページの撮影データを参考に、初期設定値から、彩度を+1にしてみた。この調整部分では、今後、シャープネスを−1にするかどうか見定めたい。
(4)久しぶりのズームレンズ使用なのでなんとも不自由。私にはやはり単焦点レンズが好みのようだ。その点、今のオリンパスのズームレンズに割切ったラインナップでは辛い。明るいレンズも欲しい。今回の撮影でも後でデータ見るとM型ライカに慣れているせいで、直感で「撮れる」が裏目に出て、1/15なんていうのがざらにならんでいる。ミラーショックがほとんど感じられないこのカメラだからそんなにひどいブレブレにはならないものの感度を上げるなど対策が必要。要注意。
いけないとは思うのだけど、やはり明るいレンズへの欲求がたまるなあ。キヤノン買わなくて良かった。
ただ、ライカRやコンタックスレンズのアダプタが近代インターナショナルから出ているのが怖い。
この二日間さわった印象をひと言でいえば、「使い勝手がよい」のが特長ということだ。
私は今までデジタル一眼カメラを使ったことがないので、比較するにしてもキヤノンのGシリーズあたりとなってしまうが、色々な撮影シーンにはうまく対応してくれる設定となっていて、昔、友人に見せてもらったE−1よりは使いやすい。
改善要望を出すとすると、
(1)ユーザーモード設定をワンボタンで複数呼び出す機能が欲しい(OKボタンを使ったものがあるにはあるが、まことに不十分)
(2)液晶で画像を確認するときにユーザー設定ができると嬉しい(私の場合は、撮影する→ヒストグラム確認→画像確認→液晶オフの繰り返し。これがユーザー設定でワンボタンで切り替えていけると撮影のリズムが速くできる)
(3)皆さんが指摘していることだが、写してすぐにキャンセルできるボタンが欲しい。
撮れる画像は今のところあまり不満はありません。階調表現が良くて気に入ってます。まだ、RAW等の高画質処理はしていないので、これからが楽しみです。